2025-06-12 彼女
先日、女性と交際することになった。
彼女とは楽しい時間を送ってきたと思っているが、デートの最中に恋愛や将来について尋ねると「恋愛は不要」「将来については考えていない」等々の発言を度々述べるので、友達としての距離感を保てと言われているのだと理解した。下心は大いにあったので失恋したことになるのだが、単純に一緒に遊んでいて楽しかったのもあり、婚活を本格的に始めるまでは現状維持でいいかと過ごしてきた。
諸般の事情で今年の7月頃が婚活を始動するには都合が良いと判明したので、彼女には「婚活を始めようと思うので、こうやって遊んでいられる期間も残りわずかになる」と断腸の思いで関係打ち切りの意思を伝えた。後日「結婚とかそういうこと考えているから二人で会っている、誰とでも出かける訳ではない」等々怒られながら告白されたので、陳謝した上で今後も仲良くさせてくださいと伝えた。今になってやっと理解したが、彼女はそこから友達として仲良くする以上の意味を読み取らなかったらしい、私はさぞ唐変木に見えたことだろう。
残念なことに、私はその時点で彼女とは交際と呼ばれる状態にあると理解していた。それを踏まえて先日、私も結婚については考えているので、いつまでもだらだらと付き合わずに期限設けて覚悟決めましょうという話を持ち出したのだが、私達まだ付き合ってもないですよねと返される。とんでもない勘違いピエロになった次第であるが、私に多大な過失があることは認めざるを得ないので、その罰は甘んじて引き受けよう。
といった側から潔くないのは認めるが、少しだけ弁明させてもらいたい。話を聞くに、彼女は男性から告白を受けることに拘りがあり、それを待っていたとのことである。恋愛感情が薄いと主張しており、恋愛漫画等々も好まないと、恋愛関係の話題に否定的な主張を繰り返していたとしても、恋愛文化の形式は重んじていたらしい。これらの要素は必ずしも矛盾しないが、その組み合わせを予測するのは困難ではないだろうか。次はどんな地雷を踏み抜かせてくれるのか期待に心躍る。
補記
「女性の発言は無視しろ」というナンパ師の教えを見かけるが、実際それで簡単に解決するケースな気がしている、むしろ彼女の受動性を思うにそちらの方が満足する可能性もある。もちろんそのような態度を取ることは今後もないが。